福岡市の中心天神と繁華街の中洲との中間に位置しています。周辺は古くからの住宅や店舗が混在しており、大通りの裏は入り組んだ路地がある密集した地域でます。 既存の店舗は木造二階建の長屋でしが、近隣の火災で長屋のいくつかは焼失しましたが、この店舗だけ唯一のこった部分でした。しかし、建物の老朽化等の問題により、建て替えることとなりました。当初テナントビルとしての用途も検討し、ガラス張りのファサードなども検討しましたが、敷地や街の特性を組み取り、外壁にはガルバ鋼板の一文字葺にランダムな開口配置とした街への顔を持たせています。反対に内部空間はできるだけシンプルにし広がりを持たせる工夫を凝らしています。